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成都観光 三国遺跡

郎中古城
ロウ中は四川の東北部に位置し、紀元前314年に築かれた2300年の歴史を持つ小さい町である。ロウ中は雲南麗江、山西の平遥、徽州の歙県と合わせ中国四大古鎮と称えられている。
ロウ中は張飛の町とも言われている。張飛が駐屯して7年もなる地で、また、彼が部下に殺された地でもあり。ここにも張飛廟がある。三国志ファンなら一度は行ってみたいところである。
ロウ中は大きく三方を嘉陵江(かりょうこう)に囲まれた地ですが、船着場から城内に入る入口に楼門が建てられており。ここが旧市街である。旧市街は完全に唐、宋、明、清の風格が残られている。60本の古城通り、1000箇所の北方デザインにて造られた四合院と収蔵された古代家具は古代映画ドラマに無くてはならない飾りである。
お時間に余裕があれば、是非一泊していただきたいところである。

ホウ統
ホウ統祠は成都から約80キロ北方の德陽市の北のはずれの丘の上にひっそりとあり。
門を入ると座して話をしている2体の像が見える。右が孔明、左がホウ統。当時、このふたりのうち一人を得れば天下を得ることができると称された天才でした。劉備は二人を配下にすることにより大きく飛躍し三国の一角の地-蜀(しょく)を得した。この蜀を攻略する途中で惜しくも参謀ホウ統が矢に当たり戦死した。
ホウ統祠の奥が棲鳳殿、そこにホウ統の立像があり。清代に作られた上品な像である。さらに奥に、漢靖候ホウ士元之墓とあり。その裏手は800株ほどの古柏の並木が続き、これは成都から昭化古城まで続く古代の幹線道の金牛道の名残りである。
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成都旅行 都江堰観光

都江堰(とこうえん)水利施設は四川省省都成都から50㎞離れた都江堰市にあります。紀元前256年、秦の蜀郡の太守・李氷が人々を組織して当時の技術力を最大限に活用し、幾度の難関を乗り越え8年がかりで完成させた総合的水利施設です。現在まで約2300年間にわたり防災・灌漑・水運の働きを擁する都江堰水利施設は「世界水利施設の元祖」として、中国の重要文化財、さらには世界文化遺産にも指定されています。これに基づき、関連のある遺跡を一括した都江堰周辺(青城山を含む)が国の重要な観光地になっています。

かつて揚子江の支流にあたる泯江中流成都平野は、雨季になると泯江が氾濫し洪水が起こり、乾期になると灌漑用水の不足に陥り、周辺の人々は苦しめられてきました。これを知った秦の昭王が治水に精通する李氷を蜀国の太守に任命し、泯江の水害対策に取り組ませたのです。李氷とその息子は地元の人々の協力を得て、科学性と合理性を活かした当時として世界一流の都江堰水利施設の完成までたどり着く事が出来ました。このため、都江堰水利施設の恩恵を得た成都平野では農業が栄え、後の秦による中国統一にも大きな役割を果たしました。その後も都江堰は各王朝により大切に管理されてきました。都江堰水利施設が持つ歴史は非常に長く、今でも成都平野5300平方㎞の田んぼの灌漑と水害防止に役立っています。

都江堰水利施設はその役割ごとに以下のように区分されています。

1、水を導入する運河と宝瓶口の開削
泯江の水を利用して成都平野の田んぼを灌漑するために、まず泯江の左側にある玉塁山に用水路を開削し、泯江の水を成都平野に導入する事が必要となります。そこで幅20m、高さ40m、長さ80mの用水路を人々の苦労の末切り開くことができました。その形状が瓶の口に似ていることから宝瓶口と呼ばれています。
2、泯江の水を振り分ける魚嘴(魚の口)
魚嘴(魚の口)は泯江の中州に当たり、泯江の水を本流と灌江(運河につながる川)の二つに分け、比率を配分する最も重要な場所となっています。春季の水が少ない時は4割の水が本流に6割の水が灌江に流れ、灌漑用水を確保する事が出来ます。雨季になると泯江の水が魚嘴の先端を乗り越え、逆に6割の水が本流に流れることにより、灌江へ流れる水を4割に減らすことができるので溢れる洪水を防ぐことができるのです。この働きを「分四六、平潦旱」と呼ばれています。
3、あまる水を排泄する飛沙堰
飛沙堰は「土砂を飛ばす」という意味で、灌江から泯江の本流に余分な水や土砂が流れるようにするための施設です。川底から高さ約2mの堤防を造り、宝瓶口に洪水が来ても成都平野の氾濫を防ぎ、宝瓶口の土砂が埋まらないように遠心力を利用し土砂が本流に流れる仕組みになっています。水が少ない時はこの飛沙堰に阻まれた水がスムーズに開削した宝瓶口に流れることもできます。
4、離堆
運河を開削するため玉塁山から切り離されたという意味で「離堆」と呼ばれています。ここには最大の功労者である李氷を祭る伏龍観が建てられています。伝説では、都江堰水利工事が行われていた当時、工事を妨害するために一匹の龍がここに潜んでいました。縁起を重んずる人々は水利工事をうまく進めるために、悪事を働いた竜を退治し削られた土砂に埋めました。それにちなみ「伏龍観」という祠が建てられました。

現在、都江堰水利施設を取り囲む広大な自然公園が一つの観光地として管理されており、成都からアクセスが便利であることから、昔から四川省だけではなく中国でも名高い観光地としても栄えています。観光施設になっているポイントとして、まず水利施設の建設に尽力した李氷親子を祭る「二王廟」があります。二王廟は南北朝時代に建て始め、中にある「崇徳祠」は宋の時代から李氷親子を「王」と崇め祭っています。長い時間の中で老朽化し崩壊した部分は、清の時代に大規模な改築工事を行い、精巧にその風貌を再現させています。境内に入ると岩肌に治水に有用な名言「深く灘を掘り、低く堰を作る」という文字が刻まれています。また境内は貴重な大木に覆われ、著名画家である張大千、徐悲鴻などの新書を写した石碑が残されています。残念ながら2008年5月12日に起きた四川大地震で「二王廟」の一部が崩壊しましたが、現在修築作業が進められています。また泯江を渡り中州の「魚嘴」に向かう吊り橋「安瀾橋」は、中国五大古橋の一つであり、全長320mの長さを誇ります。歴史的価値に加え「安瀾橋」の存在で、都江堰水利施設の全容が理解することができるので、多くの観光客に親しまれています。
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成都観光 青城山

青城山
青城山は四川省成都から68㎞離れており、その最高峰は1260mあります。かつては「丈人山」と呼ばれており、山全体が一年中緑に覆われ、城郭のように周囲を36の峰に囲まれていることから、「青城山」と名付けられました。また、青城山は中国道教の発祥地の一つに位置づけられ、後漢時代に道教の一流派である天師道の創始者張道陵が布教活動を行った土地で、道教にまつわる歴史と文化の集大成としても広く認められています。はるか昔から青城山は「青城天下幽」という偉大な誉れが伝えられており、2000年に世界文化遺産に登録されました。静寂な雰囲気に包まれた緑あふれる林の中に隠れた階段や小道が途切れることなく延々と続き、そのくねくねと曲がり山道を登ることも青城山の楽しみの一つとなっています。青城山の敷地面積は150平方キロメートルで主に前山と後山に分かれており、青城山の歴史を伝える遺跡や文化財などは前山に集中しており、そのほとんどが道教文化と関連がある施設と文化遺跡になっています。青城山を観光する際、時間がない方は山麓と山頂を結ぶロープウェイを利用することも可能です。

青城山の峰々や数多くの道教に関連する建築物は静かな深山幽谷に隠れており、これらが一体となってひっそりとした雰囲気を演出しています。またそのほかにも御来光や雲海、聖灯など青城山の大自然が起こす現象がより効果的にその雰囲気を高め、特に聖灯を鑑賞する絶好のポイントとして上清宮が利用されています。「聖灯」とは青城山の湿地帯という地理環境に恵まれ、自然に発生する青白い火光のことをいいます。夏に雨が止み、晴天を迎えた日の夕方、上清宮から点々と光ったり点滅したりして見え、光り輝く星空のようにも見えます。この現象を道教の伝説では、神様たちが一斉に灯篭を持ち寄り、青城山にいる張道陵(道教の一流派である天師道の創始者)を参拝に来たことを表していると言われています。

青城山にある道教に関連する建物としては、主に建福宮、老君閣、園明宮、上青宮、天師洞、祖師殿などが数えられます。

建福宮は唐の時代に建てられたもので、大木に覆われた本殿が三つの庭に仕切られており、築山などで構築された建物の中に道教の有名人や神様が祭られています。また、394文字に及ぶ長い対聯が「青城一絶」として建物の柱に刻まれています。またここでは各時代の著名人ゆかりの文物や文化財が残されており、歴史の歩みを忍ばせるものとなっています。

老君閣は青城山の最高峰に築かれており、礎石の構造が正方形で上が楕円形なのは「天が丸く、地が四角い」ことを意味しています。中には素朴な道教の思想を唱えた高さ13.6mの老子像が輝き、中国国内でも貴重なものとされています。

園明宮は道教の神様を祭る場所として晋の時代から建造されました。また同時期に建てられた上清宮は青城山の頂上に築かれ、建物全体が綺麗な図柄で描かれて力強い迫力に満ち溢れています。ここには「天下第五名山」、「青城第一峰」、「玉女」、「青城山」などの巨大な石刻が多く、御来光、雲海、聖灯のほかに川西平野の美しい景観を一望することができます。

祖師殿は唐の時代に建造されたもので、中には道教の人物である「八仙人の図」などの壁画が納められているほかに、歴代の価値のある漢詩や石刻も残されており、人々の人気を集めています。一説では唐の皇帝である睿宗の娘の玉真公主がここで道教を学んだことがあり、以来ここで隠居した名士が多くいたといわれています。

天師洞は青城山の中腹にあり、伝説では道教創始者として崇められている張天師がここで道教の説教を行ったということからその名が付けられたそうです。洞内には張道陵及び30代目の子孫にあたる孫霊靖天師の彫像が安置されています。また、洞窟の前には一本の銀杏の大木がうっそうと生い茂り、その樹齢は1800年を超えると伝えられ、一説では張道陵自ら植えたものであるといわれています。そばにある天師廟は隋の時代に建造され、厳かな雰囲気を持つ外観と中には中国古代における三皇と言われる伏羲氏、神農氏、軒轅氏の坐像が安置されています。また物静かな道教文化の息吹に満ちた周囲の環境に呼応するように董其昌など著名人の書が並んでいます。

青城山の後山地帯は主に自然そのままの景観をベースに開発された所で、清き水やひっそりとした森林、雄大な山並み、不思議な形の岩肌が広がる大自然の宝庫です。近年は登山用のリフトカーがあり、アクセスも昔より比較的楽になっています。ここはかつて宮廷への貢物と認定されたお茶の産地として有名であったと伝えられています。
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成都観光 川劇変面

成都四川盆地の西にある川西平原に位置する四川省省都です。また成都は中国西南地区における政治、文化、科学技術、商業貿易、金融、交通、通信の中心地でもあります。成都の面積は1万2400?、人口は約970万人です。 昔から「天府の国」と称されてきた成都は物産が豊富で、すばらしい気候に恵まれ、パンダの故郷や世界最古の紙幣の発行地としても知られています。成都は“肥沃で物産豊富な場所”の中心にあり、今から1500年前の晋の時代の詩人「左思」も心から賞賛の言葉を残しています。また中国の“詩仙”「李白」と“詩聖”「杜甫」は、この美しい姿を持つ都市?成都謳歌して日々を過ごしていました。成都には素晴らしい美貌と魅力があり、多くの文人墨客が名句を残されたくさんの英雄?豪傑がこの成都から輩出されました。交通の面でも成都の双流国際空港は中国6大空港の1つに数えられ、成都駅も中国西南において最大の旅客ターミナルとして四川旅行の最大の交通都市となっています。ほかにも成都からは宝鶏、重慶昆明の各方面に向けて鉄道路線が延びています。さらに長江に沿って下ると三峡へ行くことができ、西には神秘に包まれたチベット、自然美の九寨溝黄竜寺などの名所が広がり、成都周辺では峨嵋山や楽山大仏などの観光スポットが注目を集め、成都は四川旅行でそれら名所を巡るために重要な都市として機能しています。

川劇(せんげき)は四川省の地方文化を代表する伝統芸能であり、2006年に中国の非物質文化遺産に指定されました。成都が古くから「劇の郷」と呼ばれていた事もあり、唐の時代から既に「蜀の劇は天下に冠たる」というふうにが伝えられてきました。中国の漢民族の地方演劇として最も重要な劇の一つでその歴史も長くて、主に四川省東部や重慶雲南省貴州省の人々に親しまれています。清代の乾隆年(1736年~~1795年)には「川戯」と呼ばれ、その後「川劇」と名を改めました。川劇は歴代芸術家の絶え間ない努力と伝承により、数多くの伝統的な素晴らしい演目が受け継がれ、中国の伝統芸能において最も貴重であると認知され、国宝とも呼ばれています。

明の時代末期から清の時代初期にかけて、中国各地から四川省に移民がなだれこみ、移民の文化を反映する会館の建設と落成により、各地から集まってきた演劇や民謡が四川省成都という大舞台で一斉に演じられるようになりました。この一大共演の中で次第に四川省の地元方言、民俗、民間演劇、曲芸、民謡などと融合し、最後には四川省独特の節回しの文化として完成しました。結果、このような文化の融合は川劇の育成と発展に大きな役割を果たしたと言えます。川劇を表現するためには5種類の音調の違う節回しが必要とされています。それぞれ、昆腔(生まれは江蘇省四川省へ伝わり、四川省の地方色豊かな節回しに変遷したもの)、高腔(生まれは江西省、明末から清初、四川省に伝わり、地元の演劇と融合し、地元色鮮明な節回しとなった。テーマは様々で、ジャンルも多く、内容も豊富)、胡琴腔(もとは安徽省陝西省周辺の節で、四川省の方言や演劇に用いる銅鑼や鼓の演出と結びつき、定着した独特な節回し)、弾戯(“川?子”とも言い、生まれは陝西省の同州、胡琴や拍子木を使って演奏することから命名)、燈戯(四川省の民間が起源、定着した地方劇としての節回し)という特色を持っています。これらの節回しを全て四川省の方言で演出していき、特に高腔は音調が一番高くてきれいで、各場面のセリフもユーモアで面白いです。用いられるテーマの多くが普段の実生活から生まれたものを取り入れているため、観客にとっても分かりやすく受けも高いです。

隈取り」は川劇の演目には欠かせないものとされています。役者は公演が始まる前に顔に色彩りのキャラクターの図案を描きます。川劇では昔から専門的に隈取りをしれくれる人がおらず、役者たちが自分で自分の隈取りをするしかありませんでした。そのために役者たちはそれぞれ人物の基本的な特徴を変えない前提で、出来るだけ観客の目を引くように独自の隈取りを創作していきました。このように隈取り文化の個性化及び多様化は、他の地方演劇が及ばないほどの大きな特徴を持っています。また川劇の隈取りの技術は紙上には記さず、師匠から口伝承で生徒に教える方式を用いていることも非常に珍しいです。隈取りの色は人物の役柄を表し、通常赤が忠誠心や男気のある役柄、黒は気が強く曲がったことを嫌う役柄、白が冷酷無情でずるい役柄、青が山賊や追剥ぎなどの造反人の役柄などをそれぞれ意味しています。また役者がストーリーの展開に応じて動物の図案や文字で隈取りを描き、人物の役柄を表すこともあります。

川劇の最も大きな特徴は何と言っても摩訶不思議な「変臉(変面)」です。この変面に使う隈取りは目で見えない人物の心の在り方や情緒を具像化にするものであり、最初は張子のものでした。改良後は、藁紙に書き直し公演する際にスモークや扇子で隠しながら一枚ずつ剥がしていきました。現在は藁紙からシルクに変わり、演劇上もっと使い易くなりました。変面は「剥がす」という仕草でお面を変えるほかに、次の四種類の仕草で表現していきます。まず、化粧用絵具を顔の特定した場所に付けておき公演中に手で顔に塗りつぶし別の色に変化させる「?臉」。次に公演中に金粉や銀粉といったような粉末状の化粧品を箱に詰め、顔をその箱に近づけて吹き顔の色を変化させる「吹臉」。最後は気功で「変面」を実現させることです。これは大変難しい技で、よほどの気功師でないとされています。現在、この変面は川劇の中でも特に人気が高く、役者が顔に手を当てると瞬時に隈取りが変わり、瞬く間に何種類もの表情を切り替えていく様子は人々を驚愕させます。この技術は一子相伝、門外不出で中国では第1級国家機密として守られています。この変面は様々なメディアでも取り上げられ、中国国内だけでなく世界中で知られるようになりました。変面のほかにも火をつけた皿を頭にのせたまま動く「頂燈」、消えたろうそくの火を瞬時に灯したり、口から炎を吐き出す「吐炎」などバラエティに富んだ演目が目白押しです。

川劇の役柄は通常小生(男役)、花旦(隈取りをした女役)、花臉(浄と言い、顔に派手な模様を描いた役)、丑角(道化役)に分かれており、それぞれの技術で演戯を展開していきます。どれも中国演劇の虚実と誇張の美学を表現しています。また川劇の舞台演出に欠かせない銅鑼や鼓も20種以上が用いられています。
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成都のまわりにある日帰りできる古鎮に行きたいけど、どこがおすすめ!

成都周辺に集中している古鎮
よく似た観光地が集まっているから、どこか一か所は行きたい。でも、その一か所がなかなか決められない。これは中国西南部四川省成都を訪れる旅行者の悩みのひとつです。日本人にとって成都と言えば、担担麺、麻婆豆腐、三国志、そしてパンダ! 成都は、日本人旅行者に人気の都市です。市内の観光地で外せない場所と言えば、三国志の聖地で知られる武候祠、赤ちゃんパンダが見られる成都パンダ繁殖研究基地など。問題は、郊外の観光です。日帰りで人気の古鎮に行く人が多いのですが、成都周辺に古鎮が集まっているので、どこにするか迷ってしまいます。黄龍渓、安仁、街子、洛帯は、どれも日帰りオッケーの距離にあり、しかもどこも有名なのです。
ちゃんと本当に古い部分も残っているが、新しく作った部分には、やりすぎ感が漂う黄龍渓。成都旅游バスセンターから黄龍渓行きバスで終点ちゃんと本当に古い部分も残っているが、新しく作った部分には、やりすぎ感が漂う黄龍渓。成都旅游バスセンターから黄龍渓行きバスで終点

黄龍渓 VS  安仁
黄龍渓は成都の南約42キロに位置する古鎮です。香港や中国映画のロケ地としても知られ、2000年頃から日本のガイドブックでも紹介されているため、知名度は抜群! ただ、再開発で規模を広げ、中心部に川を作るなど、古鎮テーマパーク化した感があります。成都の南西約70キロに位置する安仁古鎮は、2010年頃からガイドブックに載っており、ただいま売り出し中。1800年近い歴史がある黄龍渓と比べると、安仁は約1400年。古さでは負けています。しかし、民国時代に隆盛を極めた劉氏や政府高官の邸宅が数多く残っており、民間の博物館などもあるので、見どころの数は、十分です。
古鎮の楽しみの一つは、名物を食べること! 名物が充実しているのは、街子と安仁! 安仁古鎮へは、茶店子バスターミナルから安仁古鎮行きで終点下車古鎮の楽しみの一つは、名物を食べること! 名物が充実しているのは、街子と安仁! 安仁古鎮へは、茶店子バスターミナルから安仁古鎮行きで終点下車

街子 VS 洛帯
街子は、日本では、まだまだマイナーですが、「2010四川最美古鎮(四川で最も美しい古鎮)」に選ばれた古鎮です。成都から西に約57キロの崇州市にあります。2008年の四川ブン(さんずいに文)川大地震で大きな被害を受け、その後の再開発で街並みが変ってしまいました。本物の古鎮の外側に古鎮に似せた建物を作った感じです。洛帯は、市内の龍泉驛区にあり、中心部から一番近い古鎮です。蜀の皇帝である劉備の息子の阿斗がベルトをこの地の井戸に落としたと言う伝説が残っています。それで「落帯」と呼ばれるようになったそうです。また、洛帯は、南方からやってきた客家が多い村です。同郷の商人の商品の集積地であり、宿泊施設にもなった会館も多いので、「客家の名鎮、会館の里」とも言われています。
四川の古鎮の典型的な町並。写真は、街子古鎮。街子へは、茶店子バスターミナルから街子行きで終点四川の古鎮の典型的な町並。写真は、街子古鎮。街子へは、茶店子バスターミナルから街子行きで終点

共通点も多い古鎮だから、ますます決められない!
黄龍渓と街子は、本物の古鎮の部分の建物が、似ています。どちらも古びて傾いた木造家屋に小ぶりの黒い屋根瓦の店舗が並んでいます。安仁は、民国時代に最盛期を迎えた新しい古鎮です。中国では、比較的自由な時代だったと言われる民国時代の影響を受けた、どことなく洋風の建物が並んでいます。洛帯は、会館が多く、商業で栄えた村です。ひときわ豪華な広東会館は、凸型になった防火壁が珍しい形なので、これだけを見に洛帯にやってきてもいいぐらいです。私なら一か所だけと言われたら、テーマパーク化も保存状態もほどよい洛帯を選ぶかもしれません。成都からの日帰りオッケーの古鎮旅行、あなたならどこに行きたいですか?
洛帯古鎮。右手に見える大きな防火壁の建物が広東会館。成都の五桂橋バス―ターミナルから219路バスで洛帯下車洛帯古鎮。右手に見える大きな防火壁の建物が広東会館。成都の五桂橋バス―ターミナルから219路バスで洛帯下車
中国4大古城の一つなのに、観光客が少ないラン中古城
地元の人が「ここは、中国で一番知られていない4大古城だから」と言うだけあって、確かに観光客は、少な目? いや、かなり少ないです。一見、古城内は観光客でにぎわっています。でも、ライバルは、同じく4大古城に数えられる世界遺産麗江や平遥です。そこと比べると、ここの観光客は、少ないになってしまいます。こんなに雰囲気があって、いい町並みが残っているのに。ここは、四川省東北部にあるラン(門構えの中に良)中古城です。紀元前330年に巴国の都となり、三国時代(184~280)には、蜀の武将の張飛が統治した地です。約2300年もの歴史がある古城ですが、どういうわけか中国ではマイナーなのです。
「ラン中風水第一楼」とも呼ばれる中天楼。登る時は、20元(約340円)「ラン中風水第一楼」とも呼ばれる中天楼。登る時は、20元(約340円)

風水塔と呼ばれる中天楼に登ってみよう!
ラン中古城は、ラン中市内を流れる嘉陵江が大きく湾曲する場所に築かれた古い町です。風水思想に基づいて築かれたと言われる古城内には、風水の基準点となっている中天楼が残っています。中天楼は、三層の楼閣で、東西南北の通りが交わる交差点に建っており、まさにラン中の中心のような場所になっています。有料ですが登ることができるので、ぜひ、登ってみましょう。黒い瓦屋根が延々と続く古城の街並みが一望できますよ。黒い瓦屋根の中に混じって、ところどころ梁がむきだしになった白壁が見えます。これは、四川省重慶の民居の伝統様式です。
中天楼から見たラン中。古城内には、古民居を利用した「客桟」と呼ばれるミニホテルが多いので、泊まってみよう!中天楼から見たラン中。古城内には、古民居を利用した「客桟」と呼ばれるミニホテルが多いので、泊まってみよう!

張飛廟は、三国志ファンでなくても行く価値あり!
中天楼を見学した後は、西街を西に進み、張飛廟を見に行きましょう。三国時代の蜀の武将である張飛は、諸葛孔明関羽雲長、趙雲雲子龍と並び、蜀を支える重要人物ですが、粗暴すぎました。兄貴分の関羽の弔い合戦をする前の221(蜀の章武元)年、部下の裏切りにあい、ラン中で生涯を閉じました。その張飛を祀っているのが、「漢桓候祠」とも呼ばれる張飛廟です。張飛が亡くなった後、すぐ建てられたと言われる張飛廟ですが、現在残っている大門は明代のものです。また、大門の左右に立っている二枚の碑は、宋代の文筆家である曽鞏(1019~1089)が書いたものだと言われています。将軍の廟とは、思えない立派な外観に、中国での張飛の人気の高さがうかがえる場所になっています。
張飛廟。古城内の見どころが全部含まれた共通券なら120元(約2040円)。張飛廟のみなら58元(約986円)張飛廟。古城内の見どころが全部含まれた共通券なら120元(約2040円)。張飛廟のみなら58元(約986円)

夜になるとわかる、ラン中の一番の見どころ
中天楼、張飛廟以外の見どころは、科挙の試験会場だったラン中貢院、嘉陵江を望む華光楼、孔子を祀った孔廟などです。でも、一番の見どころは、何と言っても夜のラン中古城です。ライトアップされた木造建築の街並みが本当に美しい。中天楼周辺は、観光客が多い商店街になっています。「張飛牛肉」と呼ばれる辛いビーフジャーキーのお土産など、買い物が楽しい通りです。地元の人向けの店が並ぶ通りは、夜になるとお店が閉まってしまいます。街燈に浮かびあがる通りがひなびた感じでおすすめ! ラン中へは、成都重慶から高速鉄道を使って行くのが便利です。2017年は、GWの真っただ中でも重慶からの高速鉄道の切符がまだ、とれました。5日間ほど休みがとれるなら、中国でも穴場のラン中に行ってみませんか!
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四川省丹巴(タンバ)丹巴美人谷

丹巴美人谷
四川省は中国美人のふるさと!
日本では辛い料理で有名な四川省ですが、中国では美人が多いことで知られています。漢民族の美人だけでなく、チベット族の美人もやはり四川出身なのです。四川省北部はチベット族が多くすむチベット族自治州です。四川省省都成都からもバス1本で行け、チベット旅情を楽しめるところです。丹巴は成都チベット自治区との境界線のちょうど真ん中あたりです。大金川と呼ばれる大きな川沿いにできた細長い町です。豊かな水と緑に恵まれた桃源郷のような景色を求めて、丹巴を訪れる旅行者は年々増えています。この丹巴がチベット美人のふるさとです。
四川省なのにどことなくヨーロッパ!塔のある町、丹巴(タンバ)四川省なのにどことなくヨーロッパ!塔のある町、丹巴(タンバ)

中国なのにヨーロッパにいるみたいな村
美人谷とも言われている丹巴ですが、有名なのは美人だけではありません。このあたりのチベット族の集落にはめずらしい石造りの高い塔があります。この塔は他の地方にはみられないものです。山の斜面に高い塔が並んでいる丹巴の風景は「中国で最も美しい集落」に選ばれたこともあるぐらいです。丹巴の中心部から北に約10キロの中路や甲居に行くと、白い石造りの家がある集落があります。その風景は四川省のはずなのに中世ヨーロッパ!屋根瓦のない石造りの大きな家と煙突のような塔がヨーロッパを思いおこさせます。なんだかヨーロッパの農村にいるような気分です。
めずらしい塔の中を探検!
中路や甲居ではチベット族の家を見せてもらうことができます。3階建ての家の1階で家畜を飼い、2,3階には居間や寝室があります。最近では1階をゲストハウスや生活空間にしているところもあります。観光客に開放している塔に登ってみました。中は収穫したトウモロコシの倉庫になっています。はしごをのぼって一番上まで行くと、眺めがいい! 高い塔はもともとは見張り台として使われていただけに、眺めは抜群でした。
丹巴のあの話は本当だったのか?
チベット族の家を訪問すると、どの家にもほりが深い美人の娘さんの写真が飾ってありました。「娘さんですか?」と質問すると、必ずこう言われます。「そうです。今は北京に行ってます」。「丹巴にはもう美人はいない。美人はみんな九寨溝か北京に行ってしまった」と言う有名な話があります。四川省では誰でも知っている笑い話だと思っていたら、本当でした。チベット美人は写真でしか見られませんが、丹巴に塔を見にいきませんか?
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成都旅行こどもと観たい世界遺産

赤ちゃんパンダは15キロなので、子どもは抱っこではなく、横に座って記念撮影
ここがパンダのおうち!ジャイアントパンダ保護区
感受性豊かな年齢の子どもと一緒に世界遺産を観るのはいい社会勉強にもなりますよね。成都は実は世界遺産の宝庫なのです。子どもが大好きなパンダの家でもある、ジャイアントパンダ保護地区は2006年に世界自然遺産として登録されました。パンダは午前中動き回り、午後はお昼寝タイムなので、午前8時半ごろに入園するとアクティブなパンダちゃんに会うことができますよ。赤ちゃんパンダとの記念写真撮影の受付は午前9時ごろからはじまります。人数制限があるので、お早めに!現金のみで1300元。証明書も発行してくれます。

遊覧ボート乗り場は大仏から少し離れた川沿いにあり
世界一大きい楽山大仏
成都から車で約2時間のところにある、世界一大きな大仏さまは71メートルという巨大サイズ。耳だけでも7メートルあるという大迫力。これは1996年に世界複合遺産に指定されました。90年かけて完成された大仏さまの横には階段があり、一番下までおりると大仏さまの足元に到着。約71メートル分の階段をジグザグしながらおりるので、幼児やベイビー連れは川からボートで観るのがおすすめ。またトイレは汚いところが多いので、ホテルやレストランで済ませるようにしたいもの。ティッシュ、ウェットティッシュ、消毒ジェルは必需品。

まわりの山にはハイキングコースも多い
水利施設のスリリングな吊り橋

2000年に文化遺産となった都江堰(とこうえん)。2250年前の水利施設の説明うんぬんよりも、子どもにとってエキサイティングなのは揺れる吊り橋。しかも二つあるのです!ひとつめは短かいのでアッという間に渡り切ってしまいますが、ふたつめの方はその3倍くらいの長さ。ラッキーにも団体さんと一緒に橋を渡ることになったら、重さで上下左右に揺れてスリル満点!二つの橋区間は歩ける距離ですが、有料のシャトルカートに乗ることもできます。幼稚園から小学生くらいのキッズにおすすめの場所。

パフォーマンスの後は変面人形と記念撮影することも可能
お茶屋さんで変面劇観賞
成都の街中にある錦里(ジンリ)には観光客向けのお店やレストランが勢ぞろい。パンダグッズのお店や干支つき箸のお店などもあり、子どももショッピング。食べ物屋が並んでいて、豆腐のくし刺しが2元、麺が5元などお手頃なお値段で売っているので、いろんな味に挑戦!お茶屋さんでは決められた時間に劇や歌、踊りなどのパフォーマンスがあり、お茶一杯(20元~)で数時間楽しむこともできます。人形のお面やお兄さんのマスクの色が赤、青、白、黄色などに変わる変面劇は地元の子どもにも大人気!
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四川料理は成都の激辛グルメ

おいしい おもしろい スパイシー料理
中国内陸部で独自の発達を遂げた料理
世界の辛い料理というと、あなたはどこのものを思い浮かべますか?韓国、タイ、インドなどと共に、四川料理を挙げる人も多いと思います。四川料理は、中国内陸部の四川省重慶市を中心に発展した料理の系統で、中国八大料理のひとつに数えられます。麻婆豆腐や担担麺など、日本でもおなじみの料理が多いのが特徴ですが、普段は日本風の味付けのものばかり食べている私たち。本場の味は果たしてどれほど辛いのでしょうか?
四川料理はやっぱり辛かった!火鍋から麻婆豆腐まで成都の激辛グルメ四川料理はやっぱり辛かった!火鍋から麻婆豆腐まで成都の激辛グルメ

トウガラシと山椒たっぷりの火鍋
四川料理の本場、成都で訪れた火鍋の店で、私は驚いてしまいました。煮えたぎった真っ赤な色のスープの中に、具がなかなか見つからないのです。すくってもすくっても、出てくるのはトウガラシと花椒(カホクザンショウの実)ばかり。具よりも香辛料のほうが多く、当然辛さはかなりのもので、ヒイヒイ言いながら食べました。四川料理の味の基本は「麻辣」。「辣」は辛味のこと、「麻」はしびれる味を意味します。日本との最大の違いは、辛さというよりはこのしびれる味。四川料理はやはり辛かった。しかし単なる辛味とは異質のものだと知った、成都で最初の火鍋でした。
四川料理の代表、麻婆豆腐を食す
成都を訪れた観光客の多くが行くという、有名な陳麻婆豆腐店。麻婆豆腐発祥の店とされ、近年は日本にも進出しているようです。ここの麻婆豆腐は山椒の量がはんぱでなく、食後お腹を壊す日本人もいるとのこと。実際に食べてみると、確かに山椒の粉が大量にかかっていますが、我慢できないほどの辛さとしびれではありません。きっとすでにこちらの味に慣れていたのでしょう。さらっとした汁と大ぶりの豆腐が特徴で、ビールにもご飯にも合います。確かに日本の味付けとは大きく異なりましたが、すっかり本場の味にもなじんでしまった私でした。
成都はおいしい料理が揃った「美食之都」
ということで、辛いものが苦手でなければ、本場の四川料理は日本人にもおいしく感じられる可能性があると思います。とくに私は花椒のビリビリ感がやみつきになりました。ただし胃腸には刺激が強すぎたらしく、毎日続いた後にはさすがにお腹を壊しましたが。ところで知っておいていただきたいですが、四川料理は麻辣味のものばかりでなく、ピリ辛からまったく辛くない料理まで多数存在します。小吃(軽食)の種類も多く、食の楽しさを満喫できる場所です。ユネスコのプロジェクトによって「美食之都」に認定された成都。ここを訪れたらぜひ、食べ物三昧の旅を楽しんでみてください。
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