黄龍(フアンロン)【世界遺産】
四川省北部、成都の北230kmの岷山山脈山麓にある渓谷です。
渓谷の底の岩石が白や黄の石灰岩で、曲がりくねった川筋が黄色い龍を思わせるところから名づけられました。
水の色はエメラルドグリーンで、3000以上の池が約4kmにわたって棚田状に連なっています。
標高3000m以上にあるため、観光では高山病に注意する必要があります。
九寨溝(ジウツァイコウ)【世界遺産】
黄龍の北60kmにある渓谷です。
標高2000~3000mのの間に100を越える美しい湖、渓流、滝、カルスト地形が続きます。
入り口からひとつの奥の湖「長海」まで32km、もうひとつの奥の「原始森林」まで31kmあり、観光には最低1~2日はかかります。
楽山大仏(レーシャン・ターフォー)【世界遺産】
成都の南120km、楽山市の南郊にある世界最大の石刻大仏です。
凌雲山の西の断崖に彫られ、岷江を見下ろすように座っており、高さ71m、頭だけで15m、肩幅24mあります。
治水と航行の安全を祈願して唐代の713年から803年の90年間かかって造られました。
足の甲には100人が乗れるといわれています。
峨眉山(エーメイシャン)【世界遺産】
楽山の西40kmにある仏教の名山です。
最高峰は標高3099mの「万仏峰」で、頂上近くの「金頂」まではロープウェーが出ています。
古来より多くの仏教寺院が点在し、「報国寺」、「万年寺」、「白龍洞」、「金頂寺」などが主な寺院です。
霧に覆われることが多く、神秘的な雰囲気を持つ山です。