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三国志・蜀の都であった中国四川省成都市は、道教の総本山で世界遺産である青城山が近くにあり、道教の発祥地と言える場所です。
「青羊宮」がある成都市は1417万人(2013年)の人口がある大都市ですが、そこで道教は今も大切にされ続けています。参拝者が途切れることは無く、仏教に限らず道教も人々の心にしっかりと根付いているのです。
日本であまりなじみの無い道教寺院「青羊宮」を訪ねましょう。
「青羊宮」とは
四川省成都市の「青羊宮」が最初に作られたのは西周の時代とされます。少なくても紀元前771年より前です。当初、こちらは「青羊肆」と呼ばれていました。その後、三国時代に「青羊観」となり、881年の唐の時代に「青羊宮」となったとされます。
しかし五代十国時代(907年-960年)の頃再び「青羊観」と変わり、最終的に「青羊宮」として落ち着くのは宋代(960年-1279年)からです。過去に焼失しており、現在の建物は清の時代のものです。
ところでなぜ「羊」なのかですが、かつてこの地において、青い羊に乗った老子が現れて教えを説いたという伝説によるものです。
美しい「八卦亭」
「青羊宮」の最初の見どころの一つがこちらの八卦亭です。上段と中段の層の色が異なっており、とても美しい建物です。
八卦亭には全部で81匹の龍が彫られており、内部には老子が青い牛に乗り函谷関を出る場面の像が祀られています。なお、八卦とは易の八つの図形を意味し、この組み合わせて吉凶を占います。
八卦亭」と次に紹介する「三清殿」が清代の建築の特徴をよく残しており、「青羊宮」で最も象徴的な場所と言えます。
三清殿」(無極殿)とは
この寺院で最も重要な場所が三清殿です。殿前には清代に作られた二つの羊の銅像が並んでいます。この羊は無病息災の力があるとされ、この羊への参拝者も絶えることがありません。
三清とは道教最高神を意味しています。左側に「道」を神格化した上清霊宝天尊太上道君)、「太元」を神格化した玉清元始天尊(中央)、そして右側に老子を神格化し太清道徳天尊太上老君)の三清となり、老子は神として崇められています。なお、建物の中の両側には12の神像が並んでいます。
元々は唐代の初期に建てられたと言われていますが、現在の三清殿は清代(1669年)に再建されたものです。
道教の祖と言われるのが老子(生没年不詳。紀元前6世紀等諸説有り)です。しかしながら道教の元になるものはそれ以前からあり、古い歴史を持っています。
黒い建物に朱色や黄金色がちりばめられた作りは、日本では見られない色遣い。じっくりと観察してみて下さい。
地元で人気のある占いを紹介します。福寿禄の文字がある壁は「照壁」と呼ばれています。壁から5mから10m程離れた場所から、目を閉じてこの壁に向かって歩き、壁のどの文字に触れるかで占いをするのです。「福」は福が来る、「寿」は長生き、「禄」は金運、昇進が良くなるという意味があります。
こちらで占ってみてはいかがでしょうか。
こちらには建物同様の真っ黒い色をした服装の道士がいます。男性の道士は乾道(けんどう)、女性の道士は坤道(こんどう)と呼ばれます。
今では道士というと道教に関する人たちを指しますが、もともとは道を説く人という意味があり、儒家の人たちも道士と呼ばれていたのです。
日本ではなじみの無い道教ですが、一説には仏教以前に日本に入ってきたと言われています。仏教のように国教となることはありませんでしたが、日本の歴史、伝統や習慣に深く関わっています。
日本の天皇の中には道教を信じる人がいました。奈良県明日香村の日本遺産「檜隈大内陵」に眠る天武・持統天皇はよく知られています。両天皇に深い縁のある三重県伊勢神宮には、道教の考えが取り入れられています。
また、宮内庁所蔵の孝明天皇の礼服には、北斗七星、鳳凰、龍という道教のシンボルが刺繍されているのです。
身近なところでは、台所やトイレに神様がいるという考え方は道教から来ています。風水の考え方も道教由来であり、豆まきの節分、桃の節句端午の節句も同じです。
成都道教寺院・青羊宮には他にも見どころが!
「青羊宮」は今回ご紹介した他にも、見どころが多数あります。南北一線上に並んでいるこちらでは霊祖殿、混元殿、玉皇閣(闘姥閣)、降生台、説法台、唐王殿(紫金台)など、じっくりと見て回ると数時間はかかる場所となっています。
これを機会に、四川省成都市最大の道教寺院である「青羊宮」に、ぜひとも足を運んでみて下さい。
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