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都江堰
古代中国が開発した4大水利計画の1つ。すでに2000年以上の歴史がある。 四川省は米作が盛んである。一説によると日本の米もこの四川省から伝播したのではないかとも言われている。秦・漢の時代も同じく米が作られていた。蜀の繁栄もこの米にあると行っても過言でない。そして米作りに必要な治水技術も、きちんとなされていたことは驚きである。川を外江と内江の二つに分離させる遺構。それにしても雄大な川である。
都江堰の生みの親である李氷父子を祭るために、玉壘山のふもとに建てられた廟。南北朝時代に創建され、"崇徳祠"と名づけられたが、宋代以後の歴代の朝廷は二人を王として封じたため二王廟と言われるようになった。現存の建物は清代に修復されたもので、都江堰を守るように建てられている。李氷は秦の蜀郡守(知事)だったが、岷江の水利事業で功績をあげた。廟は緑に覆われ、大殿と後殿には二人の像があり、廟内の石壁の間に李氷治水の要領"深掏灘、低作堰"、"遇湾截角、逢正抽心"などが記されている。楼閣の最上階からは岷江の分流地点である魚嘴やつり橋の安瀾橋などが間近に眺められる。
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